男と女の違いは肉体から生まれる
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男と女は持って生まれた肉体が違うだけで脳には男女の性差などはないと言う主張は、脳科学の研究によって否定された。
今ではヒトを含む脊椎動物の脳には性差がありメスの脳にはホルモン周期性があるが、オスの脳には周期性がないとされている。
また雌の脳が発達する時期に男性ホルモン(アンドロゲン)を投与すると、女性の脳に特有の周期性が失なわれるという。
つまり脳が男っぽくなるか女っぽくなるかは、アンドロゲンの分泌量によって変わってくるわけで、それがなければみんな女性っぽい脳になるのだと考えられている。
もちろん男女の違い・性差というのは、後天的に社会環境によって作られた部分もあるだろう。
しかし持って生まれたモノが違っていれば、行動も価値観も違ったモノになるのは当り前である。
たとえば男女では肉体の構造が違う。
肉体の構造が違えば、仕草や動きも当然変わる。
仕草や動きに男女差があれば、そこから来る印象も当然変わるってことだ。
歯科医のホワイトニング
生物が環境に合わせて自分を変えるのは当り前
たとえ脳の働きが全く同じであったとしても、肉体の構造が違えばそれだけでも差ができる。
これは身長が高い人と身長が低い人では、立ち居振る舞いや行動が違って来るというのと同じ理屈だ。
イカツイ人は他人から怖れられたり遠ざけられたりするし、逆に人の良さそうな人は、他人からつけ込まれたりする。
女性は男性よりも腕力がないことが多いが、そうであるからこそ腕力を使わない仕事を選ぶし、男性に何かをやらせようという戦略も練る。
人間はそうやってそれぞれ自分が置かれた状況下で、自分の得意なモノはドンドン使うが、苦手なモノは避けたり他人にやらせようとする。
また目立つことを怖れて背が高い人は自分を低く見せようとしてみたり、、逆に背が低い人は自分を大きく見せようとしたりもする。
勉強ができるヤツはそれを生かした職に就こうとするし、体が丈夫なヤツは肉体を使った仕事で稼ごうとする。
こういう選択は社会が押しつけたものでも何でもなく、自分が得意なもの、自分が有利なモノを使って個々人が生きていこうとしているだけの話である。
それを男女平等の名の元に、同じ事をやらせればいいというのは、画一化して楽をしようとする指導者の怠慢でしかないだろう。
男の子は男らしく、女の子は女らしく、というのはさすがに古い考えで排除しなければならないが、男も女も同じと考えて、同じに扱うのは手抜きだろう。