女の子は出会い頭になぜぶつかる?
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一昔前の少女マンガのヒロイン・主人公というと、なぜか道路や教室の廊下で男の子とぶつかるシーンが多かった。
いわゆる「運命の出会い」のシーンであるが、考えてみるとこれも不思議なシーンである。
というのも男同士で、出会い頭にぶつかるということはなかなかない。
男の子の場合は走りまくっていたりして、それで誰かにぶつかるというのはよくあるが、普通のスピードで歩いている男同士が、道ばたでぶつかるというのは異常な事。
たいていはぶつかる前に気が付いて、どちらかが上手くよけたりかわしたりするのが普通だろう。
ところがなぜか女の子は男に、まともにぶつかってしまう。
そんでもって「きゃ!」とかいって、転んでしまう。
どうも相手に気が付いてもブレーキがきかないような印象だ。
気が付いたときには既に遅く、そのままぶつかってしまう感じか?
歯科医のホワイトニング
女の子はなぜ全力でぶつかってくる?
少女マンガで、主人公(女の子)が出会い頭で男の子と思い切りぶつかるというシーンが、一昔前までよく使われていた背景には、女の子には多かれ少なかれ、こういう経験があるという示唆だろう。
というのも誰かと出会い頭にぶち当たって転ぶのが、一部のオテンバな女の子だけに特別であったとすれば読者の女の子にはピンとこない話のハズだから。
そうなればこういうシーンを読んでも共感は起こらないはずで、だから書き手もこういうシーンを絵コンテには入れないだろう。
だから実際には男の子と出会い頭にぶつかってこけた経験はなくても、ぶつかりそうになってヒヤッとした経験や、惨めなくらい大コケした敬虔ならたくさんあるのだろう。
でなければこういう表現は、あっという間になくなるはずであるから。
で、問題は、なぜそんなことが起こってしまうのかと言うこと。
これもやはり女の子の目と脳の構造に原因を求めることができる。
つまり女の子の目というのは、目に入るモノとの距離を測るのが苦手。
正面のモノはよく見えるが、周辺のモノは多少見えにくいという傾向がある。
そのために、横から誰かが突然現れても、それを察知するのに時間がかかり、止まろうとする以前にぶつかってしまうということらしい。
男の側の感覚からすると、「え、何でこんな距離でぶつかってくるの?」という感じだが、女の子というのは、そう言うものだと諦めて対処するしかないだろう。