女性は「特別な物」や「特別な待遇」が好き。
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女性は「特別扱いされること」がうれしい。
特別扱いと言っても、その女性に合わせた扱いで良く、お姫様扱いまでは必要ない。
要するに相手が自分のことを見てくれて何か気付いて反応してくれれば良い。
たとえば髪型が変わったとか、アクセサリーが変わったとか、そう言うことに気が付いて、何かしてくれれば良いと言うことらしい。
これは相手が男性でも女性でも良く、ビジネスでもプライベートでも構わない。
自分が見守られている、大事にされている。
そう言う風に感じることがうれしいのであって、単純に言葉をかけてもらうだけでも良い。
商品やサービスを、お客さんに合わせることをカスタマイズと呼ぶが、たとえありふれていて、たくさん用意されているサービスでも、自分のためにカスタマイズされているということがうれしいらしい。
因みに、こういう風に様々なカスタマイズをあらかじめ用意しておいて、お客さんの要望にすぐ応えられるようにするのがマス・カスタマイズと呼ぶ。
マス・カスタマイズというのは、お店から見ると同じモノやサービスを、あらかじめたくさん準備しているのだが、お客さんから見ると、自分専用のサービスに思えるようなやり方だ。
たとえば超一流のホテルなどでは、最初の一回目は何を飲むか尋ねられるが、二回目以降は一回目のデータを元にして、何も言わずとも自分がいつも飲んでいるものが出てくるという。
毛布や枕や洗濯物などのサービスも、二回目からは、当たり前のようにセッティングされており、まるで自分の宿泊を心待ちにしてくれているような感じになると言う。
歯科医のホワイトニング
超一流ホテルのマス・カスタマイズ
超一流ホテルでは、最初こそは普通のホテルであるが、2回目には1回目と同じサービスが何も言わずに用意されている。
3回目にはさらに1回目と2回目を踏まえてより自分にフィットする形で、サービスが提供されるようになる。
映画を見に行けば、次回は映画の案内が、ゴルフに出かければ、次回はゴルフ場の案内が、高級ワインをたのめば、次回はワインのリストが。
そう言う風に顧客1人1人の趣味や選好を把握し、2回目以降は過去の宿泊時の行動から、より顧客にあったサービスを提供できるように、サービスがどんどんカスタマイズされていくわけだ。
こういう超一流ホテルに泊まり慣れると、他のホテルに泊まったときに、だんだん物足りなさを感じるようになる。
簡単に言うと「気が利かないな、このホテル」と言う風な気分になっていく。
つまり泊まり慣れた超一流ホテルでは、何も言わずとも出てくるサービスが、新しいホテルだと一々言わないと出てこないから、だんだんイライラしてくるわけである。
前のホテルでは「特別扱い」なのに別のホテルでは「一般客扱い」だから、多少料金が高くても毎回泊まり慣れたホテルに泊まることになる。
女性が求めているのは、こういうサービスであり、こういう「特別扱い」だと思えば分かりやすい。
ホテル側から見たら、単にワイン好きのお客さんにワインリストを出し、ゴルフ好きのお客さんに、ゴルフコースの予約を提案するだけで、そのお客さんを特に特別扱いしているワケじゃないんだけどね。