フェネチルアミンは食品添加物
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恋愛時にある女性の脳ではPEAが分泌されているという。
これは俗に「恋愛物質」とか「恋愛分子」と呼ばれるモノであるが、PEAとはフェネチルアミン(2-フェニル・エチル・アミン)で、必須アミノ酸のフェニルアラニンから合成される。
フェネチルアミンは、チョコレートやココア、チーズなどに含まれていて、ブラックチョコレートを口の中で溶かすと、キスよりも高い快感を感じるというデータもある。
チョコレートやチーズに含まれるフェニルエチルアミンは、消化を促進する効果を持つという研究データもあるが、チョコレートには他にも心拍数や血圧を上げる成分があって、女性がチョコレートやココアなどを好むのは、食べることによって高揚感が得られるからだという。
恋愛物質と呼ばれるフェネチルアミンであるが、実は欧米では食品添加物として利用されている。
と言うのもPEAは、チーズや魚の加工品の香り成分として知られているのだ。
その他にもココアやビール、ワインやキャベツなどの香り成分であり、これらの食品のちょっと魚臭い成分がPEAと言うことになる。
アメリカでは焼き菓子やプリン、肉製品やキャンディなどに使用されていて、微量で非常に効果の高い香り付け物質なのである。
歯科医のホワイトニング
フェネチルアミンは食品添加物で香りに特徴がある
恋愛物質だとか恋愛ホルモンと呼ばれるPEA。
チーズやココア、キャベツや魚加工品の香り成分でもある。
アメリカやヨーロッパでは1970年代から食品添加物として利用され、焼き菓子やプリン、清涼飲料水などの香り付けに使われている。
このPEA・フェネチルアミンというのは、「快感物質」や「やるき物質」と呼ばれるドーパミンやアドレナリン、ノルアドレナリンの仲間である。
フェネチルアミンに水酸基(-OH)が二つ付いたらドーパミン、さらにもう一つ水酸基が付いたらノルアドレナリン。
さらにメチル基が付いたらアドレナリンとなる。
ただしドーパミンは必須アミノ酸であるフェニルアラニンやチロシンから合成され、さらにそれがアドレナリンやノルアドレナリンに変わるのでPEAとは直接関係はないらしい。
そしてPEAを口から食べても、分解されてオシッコで出ていく。
フェネチルアミン 1,000 mg を経口摂取した健常なヒトでは、その 50%以上が投与後 24 時間尿中にフェニル酢酸として排泄され、300mg を経口摂取した健常なヒトではその 60%以上が 2 時間以内に排泄されたと報告されている。
要するにPEAというのは口で舐めるか、鼻で香りを嗅ぐということで作用が起こるということらしい。