「男の子の脳、女の子の脳」を読む記事一覧

女性心理というのはどういうものか。男と女は何が違うのか。それを考えるために参考になる本がある。アメリカのレナード・サックスが書いた「男の子の脳、女の子の脳」という本だ。→男の子の脳、女の子の脳―こんなにちがう見え方、聞こえ方、学び方レナード・サックスは内科医・心理学者であるが、1980年頃、彼が大学で心理学を学んでいた頃、男女の差というのは社会環境によって作られるモノで、男と女には生まれつき差がな...

男の子と女の子の性差は、聴覚に表れるという。レナード・サックスの「男の子の脳、女の子の脳」には、新生児に特定の音を聞かせた実験の話が載っている。1500ヘルツの高音を新生児に聞かせて、音に対する反応を計測してみると、女の子は男の子より80%もよく反応するのだとか。低い「ラ」の音が440ヘルツ、高い「ラ」の音が880ヘルツなので、この1500ヘルツというのはかなり高い音になるのだが、英語の発音は20...

音に対する感応性は男の子と女の子で大きく異なる。たとえば同じ大きさの声で話していても、女の子には聞こえるが男の子には聞こえにくいと言うことが起こる。逆に男の子にハッキリ聞こえるような大きさの声は、女の子にとっては怒鳴っているような大きなうるさい音に聞こえるのだという。なので教師の声をしっかり聴こうという男子生徒は教室の前の方に座ろうとするし、うるさいのが苦手な女生徒は後ろの方に座ろうとするという。...

男と女はなぜ興味を持つモノが違うのか。その一つの原因が光や色を感じる力の男女差だ。女の子は赤やピンクなどの色が好きだが、それは一体なぜなのか?実は色を感じる視細胞に男女差があるのだ。人間の目の奥・眼球の内側の網膜には、視細胞と呼ばれる光を感じる細胞があって、そこに光が当たると脳まで電気信号が流れる。それによってモノが見えるワケなのだが、この光を感じる視細胞には大きく分けて2種類ある。一つは棒の形を...

人間はLMSの三つの錐体細胞で色の違いを見分ける。赤色や黄色に反応するのがL錐体、黄色から緑色に反応するのがM錐体、青色に反応するのがS錐体である。比率としてはL錐体が一番多く、S錐体が一番少ない。LとMの比率は個人差があるが、S錐体は6%ほどだという。この三つの錐体が網膜の中央にかたまって存在していて、弱い光に反応する桿体細胞は中央部には少ない。つまり中央に見えているモノの色はよく判別できるが、...

女の子は相手の顔を見つめることが多い。じっと見つめて話を聞くことも多い。また話をするときも相手の目や顔を見て相手の様子をうかがっていることが多い。相手の目をじっと見て話すというのは詐欺師の話法であり、相手を是が非でも説得しようという意思の表れとされることが多いが女の子の場合は無意識にそう言うことをやる人も多い。じゃあなぜ女の子は相手の顔をじっと見るのか。理由は色々あるのだろうが、その一つには色の違...

男の子は女の子に比べ、感情表現が下手だと言われる。うれしいとか悲しいとか悔しいとか、感情自体はあるのだが、それを言葉にすることができない。小学校5・6年生くらいに小説の登場人物の心情について、「どういう気持ちだった?」と聞いても、全く何も答えられない男の子も非常に多い。なので感情表現ができるようにと、様々な教育が行われたりするのだが、どうも上手くいかない。これは一体どういう事なのか?そう思っていた...

男にとって理解できないモノの一つに、女性の怖い物好きというのがある。ホラー映画だとか、お化け屋敷だとか、肝試しだとか、ジェットコースターだとか。好んで行くのは大多数は女性で、男性で趣味がホラーという人は少ない。また男から見て明らかに危険な男でも、平気で近寄っていくような女性も多く、凶悪な事件を起こすグループにも女性がいたりする。これは普通の男性からすると、どうしても理解できない女性の行動で、女って...

子供が泣いていたとき、その理由を尋ねてもたいていは答えられない。というのも感情を言葉にするのは難しいし、その感情がどうやって起こったのかを順序建てて説明するのはさらに難しい。。そして感情的になっていると、何で泣いているの家すら忘れている事も多い。自分がなぜ泣いているのか、自分がなぜ怒っているのか、泣いたり怒ったりしているうちに自分でもよくわからなくなってしまう。しかし成長するに従って、自分の感情を...