なでしこジャパンが、世間に認められたわけ
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男性にとって「私らしさ」「自分らしさ」はあまり重要でない価値観だ。
というのも男にとっては自分の決めた目標を達成することが重要で、そのために努力することが偉いのだ。
なのでやりたいことをやっていればそれで良いし、張り合う仲間やライバルがいればなお良い。
または売り上げだとか利益だとかいう結果を表すデータがあるなら、それだけでも十分にやりがいを感じることが出来る。
こういう勝敗や順位、データというのは、非常に分かりやすい指標だから、他人から認められなくても自分で納得がいきやすい。
誰にも認められないがオレは凄いぜ、でも充分なのだ。
そしてちゃんとした男なら、努力して結果を出したなら男でも女でも認める。
女子サッカーの人気が出たのは、直接的にはWカップ優勝という結果を出したからだろう。
女子サッカーのレベルが男子サッカーに劣るとはいっても、ワールドカップやオリンピックで決勝戦に進出したら、さすがに相当な努力があったはずだ、と分かる。
相当な努力無しに世界一になることなんて、不可能だと言うことを男性はよく分かっているから、なでしこジャパンが強敵を打ち破って快進撃を始めた途端、あっと言う間に人気に火がついた。
女子サッカーの「なでしこリーグ(Lリーグ)」は1989年に始まったので既にもう10年以上の歴史があるわけだが、10年以上たってようやく脚光が当たったわけだ。
歯科医のホワイトニング
AKB人気が爆発したのは、人気を「見える化」したから
目標に向かって努力し結果を出せば、ちゃんとした男は誰であろうと評価するし、全力で応援したり尊敬したりもする。
逆にそう言う努力をしていなければ、男だろうが女だろうが評価はしない。
たとえばアイドルグループのAKB48でも、日頃から努力して頑張っているメンバーは、ジワジワ人気が上がってくるし、手を抜いているメンバーは容赦なく切り捨てられる。
何故そんなことが分かるかというと、AKBのCDには握手会参加券がついているから握手会での行列の長さで人気の変化は一目瞭然なのだ。
さらに握手したいメンバーを指定して購入できる「劇場版」CDなら、CDの売り上げ数で各メンバーの人気がハッキリ分かってしまう。
その総決算が今やテレビでも中継される大イベントとなった「シングル曲 選抜メンバー総選挙」。
これはファンクラブ会員やCD購入者の投票によって新曲を歌うメンバーを決める毎年恒例のイベントなのだが、順位がつくだけでも大健闘でファンから認められた証だ。
特に2012年の第4回では64位までが発表され、色んなドラマがあった。
たとえばSKE48創設時にAKBから移籍した苦労人の中西優香さんや過去3回とも圏外だった2期メンバーの小林香菜さんが初めて壇上に呼ばれ、本人はもちろん号泣、そして見守っているファンも涙し拍手喝采した。
2期生ながら1回目は圏外だった梅田彩佳さんも、ジワジワと順位を上げて今年はとうとう16位で選抜入り。
一方、スタッフのアドバイスをちっとも聞かないというSKE最年長研究生・松村香織さんも、ググタス(グーグル+)での48メンバー公式SNSを中心に、他メンバーとの対談動画をいくつも企画したりして人気を集め、降格を喰らった研究生でありながら34位に食い込んで話題になった。