男だっておしゃべりになる
更新日:
男が会話が苦手だというのは正しくもあり誤りでもある。
というのも男性と女性で会話量がどれくらい違うのか話す時間を比べた研究があるそうだが、その結果、会話の量自体は大差が無かったという。
つまり男だって話すことは話すのであるが、女性のように止めどなく話すわけではない。
男性がおしゃべりになるときというのは、基本的にテーマや目的が決まっているときなのだ。
たとえば「雨上がり決死隊」の二人が司会を務める深夜の人気番組の「アメトーク」。
毎週毎週、芸人が7~8人集まって1時間弱、熱いトークを繰り広げる。
毎回ある一つのテーマで集められた芸人さんたちが、思い思いにそのテーマに沿った話を繰り広げる。
そこには別に結論というモノはないし、勝ち負けというモノもない。
これは女性同士の話し方とも共通しているだろう。
あるとしたら「自分が言いたかったことを言えたかどうか」くらいだろう。
だけどみんな熱心にそのテーマについて語り合う。
ディベートなんて言うのも実はそういう会話なのかも知れない。
歯科医のホワイトニング
テーマが決まっているから話せる
アメトークでは芸人さんたちが小一時間、思い思いに自分の話をする。
あれを見ていると男が話し下手だというのは、本当なのかなと思ったりもする。
たとえば「家電芸人」の回では、家電が大好きな芸人が集まって1時間、自分が好きな家電について延々話す。
新しいオーディオの話、新しいテレビの話、そして自分自身では炊事もしないのに新しい炊飯器の話…、あるいは新しい掃除機の話…。
「中学の頃いけてなかった芸人」の回では、中学生の頃、どんな子供で何をしていたのかをうれしそうに話す。
女の子に声をかけられてどれくらいうれしかったのかとか、あだ名が何で、それがどういう風に付いたのだとか、考えてみれば他愛もない話を延々繰り広げる。
「転校生芸人」では転校にまつわる話を皆が延々と話すし、「禁煙芸人」では禁煙のきっかけとか苦労、失敗談を皆で喜々として話す。
人気のテレビ番組だとかマンガとか、サッカーや野球やゴルフの話、果ては「餃子の王将」だとか「天下一品ラーメン」の話だとか。
それぞれの体験談だとか、お気に入りのモノだとか、普段フリートークが苦手だと言われているような芸人さんでも、うれしそうに喜々として話をしたりする。
つまり男だって話したいことは色々あるし、話すこともできるのだ。